ゼオスキン ミラミックスはセラピューティックで欠かせないアイテムです。生まれ変わった肌を手に入れるために、ゼオスキンのシリーズを使ってみようと考えている方が多いのではないでしょうか。
ドクターズコスメであるゼオスキンは、数多くの方の肌悩みを解決してきました。
本記事では、ゼオスキン ミラミックスの効果や配合成分の特徴、ミラミンとの違いについて詳しく解説します。
ゼオスキン ミラミックスとは

ゼオスキン ミラミックスは、セラピューティックのために開発されたクリームです。セラピューティックでは、ゼオスキン ミラミックスと処方薬であるトレチノインを併用して肌の改善を目指していきます。
トレチノインと併用することを前提として作られているため、単体で使用することは基本的にありません。
セラピューティックのすごいところは、3~4か月かけて集中的にケアすることでシミやシワ、毛穴やたるみなどの肌トラブルを改善できる点です。
強い皮むけや赤みを伴うことがありますが、治療後は生まれ変わった肌に驚くことでしょう。
ゼオスキン ミラミックスの効果

ゼオスキン ミラミックスには、ハイドロキノンを始めとした美容成分が複数配合されています。
主な効果は美白ですが、そのほかにもさまざまな効果が期待できるアイテムです。
明るくムラのない肌に整える
メラニン色素の生成を阻害するハイドロキノンやアスコルビン酸の働きにより、シミやそばかすを改善して明るい肌に整えます。ムラがある方でも、使い続けることで均一な肌に近づけるでしょう。
また、グリコール酸が配合されているため、余分な角質によるくすみを改善する効果も期待できます。
肌荒れを整える
酢酸トコフェロールの働きにより、肌荒れを整えることも可能です。ニキビや吹き出物ができやすい方でも、ゼオスキン ミラミックスなら毎日続けて使いやすいでしょう。
保湿作用にも優れているため、乾燥が原因で肌荒れしやすい方にも向いています。
ゼオスキン ミラミックスに配合されている美容成分

ゼオスキン ミラミックスには、有効成分として次の6種類が配合されています。
- ハイドロキノン
- アスコルビン酸
- グリコール酸
- 酢酸トコフェロール
- パルミチン酸エチルヘキシル
- フェニルトリメチコン
それぞれの成分の特徴について見ていきましょう。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは、優れた美白効果をもつ成分です。肌の漂白剤とも呼ばれています。メラニン色素を作り出す工場であるメラノサイトの働きを抑制し、シミや色素沈着などを根本から改善していく働きがあることが特徴です。
また、メラニン色素の生成に関わっているチロシナーゼという酵素を阻害する働きもあります。
アスコルビン酸
アスコルビン酸とは、ビタミンCのことです。次のように、アスコルビン酸にはさまざまな働きがあります。
- 酸化を抑える
- コラーゲンの生成を促進する
- メラニン色素の生成を阻害する
アスコルビン酸は、強力な抗酸化作用をもつ成分です。細胞を酸化から守ることで、老化によるシミやシワなどを抑制します。
また、コラーゲンを生成するのにアスコルビン酸が必要なことから、ハリや弾力を保つのにも効果的です。シミや色素沈着の原因になるメラニン色素の生成を阻害する働きもあります。
グリコール酸
グリコール酸は、肌に溜まった角質をやわらかくして剥がしやすくする成分です。角質は肌を守るのに必要なものではありますが、溜まりすぎるとゴワつきやくすみの原因となります。
角質が毛穴を防ぐとニキビや吹き出物の原因にもなるため、余分な角質を取り除くことはとても大切です。グリコール酸により新陳代謝も活発になることから、肌の透明感を導く効果も期待できます。
酢酸トコフェロール
酢酸トコフェロールは、血行を促進する働きがある成分です。血流が改善しターンオーバーが促進されるため、肌の健康を維持できます。
また、抗酸化作用があることも特徴です。肌荒れや老化の原因となる過酸化脂質の発生を防ぎ、若々しい肌を保つサポートをします。
パルミチン酸エチルヘキシル
パルミチン酸エチルヘキシルは、肌をやわらかく保つ効果がある成分です。表皮にある水分が蒸発しないように働きかける効果もあるため、乾燥しがちな肌に適しています。
このほか、化粧品の馴染みを良くする働きもあります。ほかの成分を溶けやすくする働きがあるため、浸透を助けてくれるのです。
ゼオスキン ミラミックスと併用するトレチノインの浸透がサポートされるため、より効果的にセラピューティックを行うことができます。
フェニルトリメチコン
肌をやわらかく保つ効果がある成分です。水分の蒸発を防いだり、肌にツヤを与えたりする効果もあります。屈折率が高く光を反射する働きに優れているため、ツヤのある肌に見せることができるのです。
また、トレチノインと同時に併用することで、浸透をサポートする効果もあります。フェニルトリメチコンは油性の成分が溶けるのを補助する働きがあるため、トレチノインと相性が良いのです。
ゼオスキン ミラミックスとミラミンとの違い

ゼオスキンのシリーズには、ミラミックス以外にもハイドロキノンを含んだアイテムがあります。それが、ミラミンです。どちらも美白効果が期待できるという点では同じですが、いくつか異なる点があります。
配合されている美容成分の違い
ゼオスキンのミラミックスとミラミンでは、配合されている成分に違いがあります。
ミラミックス | ミラミン |
ハイドロキノン(4%)アスコルビン酸グリコール酸酢酸トコフェロールパルミチン酸エチルヘキシルフェニルトリメチコン | ハイドロキノン(4%)アスコルビン酸グリコール酸酢酸トコフェロール |
上記の表を見ると分かる通り、ミラミンにはトレチノインの浸透をサポートするパルミチン酸エチルヘキシルやフェニルトリメチコンが配合されていません。
使い方の違い
ゼオスキン ミラミックスは、トレチノインと併用することを前提として作られたアイテムです。セラピューティック治療プログラムを行うときに必要となります。一方でミラミンは、何かと併用することを考えて作られたものではありません。
ただし、ゼオスキン ミラミックスとミラミンは、単体で使う場合の効果には大きな違いはないといえます。違いを発揮するのは、トレチノインと併用したときです。
このほか、ゼオスキン ミラミックスは夜のみの使用でOKですが、ミラミンは朝と夜の2回使用する必要があります。
ゼオスキン ミラミックスの使い方
ゼオスキン ミラミックスの使用手順は次の通りです。
- クレンジング
- 化粧水
- クリーム
- ゼオスキン ミラミックス
使用するタイミングは夜です。お風呂上がりにスキンケアを終えてから使用するとよいでしょう。混ぜるトレチノインの割合は人によって異なります。
「ゼオスキン ミラミックス:トレチノイン」=「1:1/3、1:1/2、1:1、1:2」といった割合で使用しますが、どの割合が適しているのかは医師に相談して決めましょう。
A反応をできるだけ抑えたい方は、トレチノインの割合が少ない状態からスタートします。人によってトレチノインの反応の強さが違うため、肌に合わせた割合でセラピューティックを行うことが大切です。
通常、初めてセラピューティックをする方は1:1/3、ややマイルドな効果を希望する方は1:1/2、スタンダードな効果なら1:1、攻めのケアなら1:2の割合にすることが多いでしょう。
5~6か月使用したら、2か月の休薬期間を設けてください。
ゼオスキン ミラミックスを使った感想

ゼオスキンのセラピューティックを行うために、ミラミックスとトレチノインを併用して使ってみました。1本まるごと使い切るまで5か月ほど使用しています。
A反応が終わった後は肌がむきたまごのように
トレチノインと併用したことにより、A反応が起こりました。A反応とは、濃度の高いビタミンA製剤を使用したときにあらわれる一時的な赤みや皮むけなどの症状のことです。
使用を始めた初日から少しヒリヒリする感じがあり、数日後にはA反応が始まりました。
2~3週間ほどでA反応がおさまり、その後はつるっとしたに生まれ変わったようでした。くすみやザラつきがなく、むきたまごのような肌になって大満足です。
毛穴が目立ちにくくなった
5か月使用したところで毛穴に大きな変化がありました。以前は頬の毛穴が目立ち、メイクをしてもファンデーションがすぐに毛穴落ちしてしまう状態でした。
しかし、ゼオスキン ミラミックスを使い続けたことで、ファンデーションがきれいにのるようになったのです。鏡で自分の肌を見てみても、随分と変わったなと実感できます。
薄いシミが目立たなくなった
夏に浴びた紫外線の影響か、頬のあたりに小さなシミが転々とできていました。ゼオスキン ミラミックスとトレチノインを併用したところ、いつの間にかシミが薄くなっていることに気が付きました。
治療前と比べたら、だいぶ目立ちにくくなったのではないでしょうか。休薬期間後、また使用を始めてシミを徹底的にケアしたいと思います。
まとめ

ゼオスキン ミラミックスは、トレチノインと併用してセラピューティックを行うためのアイテムです。ミラミンの有効成分にプラスして、トレチノインの浸透を高める成分が2種類配合されています。
1日1回、夜のスキンケアの最後に使用してください。トレチノイン肌のターンオーバーを促進し、そこに美白効果のあるハイドロキノンやアスコルビン酸が働くため、効率よく効果的に美白ケアができます。シミやシワ、毛穴が気になる方にもおすすめです。